スマホの毎月の料金が高いと感じたら、格安SIMへの乗り換えで固定費を下げられる場合があります。ただ「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」「乗り換えて通信品質が落ちないか心配」という声もよく聞きます。
今回執筆にあたり、筆者は2026年7月時点で主要7社の公式サイトを一社ずつ確認しました。格安SIMの料金は改定されやすく、本記事も前回更新時点(2026年5月)から内容の古い部分がありました。この記事では、料金・通話条件・回線の3点を中心に、各社が公表している情報だけをもとに整理しています。
格安SIM料金比較表
| サービス名 | 月額料金 (代表例) | 回線 | 回線区分 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天モバイル | 3,278円 (20GB以上・使い放題) | 楽天回線 (一部エリアでau回線) | MNO | ・使い放題が安い ・Rakuten Linkで通話無料 ・楽天経済圏でポイントが貯まりやすい |
| LINEMO | 2,970円 (30GB・ベストプランV) | ソフトバンク回線 | MNO | ・LINEデータ消費0GB ・少量向けの料金も用意 ・ソフトバンクの回線を利用 |
| ahamo | 2,970円 (30GB) | ドコモ回線 | MNO | ・大盛りオプションで110GBまで拡張可 ・5分以内通話無料 ・ドコモの回線を利用 |
| povo2.0 | 0円〜 (トッピング式) | au回線 | MNO | ・基本料0円で必要な分だけ購入 ・24時間使い放題オプションあり ・au回線で通信 |
| イオンモバイル | 1,958円 (20GB) | ドコモ回線 au回線 | MVNO | ・20GBが最安値水準 ・店舗サポートあり ・家族でのシェアプランあり |
| IIJmio | 950円 (5GB) | ドコモ回線 au回線 | MVNO | ・5GBがお得 ・老舗MVNOで実績がある ・ドコモ/au回線を選択可能 |
※ 料金は2026年7月時点の各社公表値(税込)です。内容やキャンペーンは変更されることがあるため、契約前に各社の公式ページでご確認ください。
この比較表から、各サービスの向き不向きが見えてきます。例えば次のような整理ができます。
- 使い放題なら楽天モバイルの3,278円が候補
- 通話は少なめでLINE中心ならLINEMO(990円〜)
- 大容量が必要ならahamoの110GB
- 使う月だけ払いたい人にはpovo2.0の従量制が柔軟
- 店舗サポートが欲しい人はイオンモバイルが候補になる
- 安定性を重視するなら老舗のIIJmioも選択肢になる
自分の使い方や優先したいポイントに合わせて選ぶのが基本です。料金や特典は時期によって変わるため、最新情報は各社の公式サイトで確認する習慣をつけておくと安心です。
格安SIMおすすめランキング TOP3
格安SIMは選択肢が多いため、まずは代表的な7社の中から特徴の分かりやすい3社を紹介します。この順位は、料金の安さと内容の分かりやすさを基準にした編集部の目安であり、実機を使い比べた結果ではありません。
1位: 楽天モバイル

1位とした理由は、使い放題でも月額3,278円という料金の分かりやすさです。
- 月額料金: 0〜3GB 1,078円、3〜20GB 2,178円、20GB以上(使い放題) 3,278円
- 回線: 楽天回線を自社保有するMNO(一部エリアはau回線でカバー)
- 特徴:
- 20GB以上は使い放題で月額3,278円
- Rakuten Linkアプリを使えば通話も無料
- 楽天経済圏ならポイントが貯まりやすい
楽天モバイル公式サイトによると、この段階制の料金は2026年7月時点でも同じ内容で案内されています。他社からの乗り換えキャンペーンも実施されていますが、内容は変わりやすいため具体的な特典は公式ページで確認してください。
最新の料金は楽天モバイル公式サイトで確認できます。
2位: LINEMO

ソフトバンク回線を使うLINEMOが2位です。筆者が2026年7月時点で確認したところ、料金の構成そのものが以前から変わっていました。
- 月額料金: ベストプラン(〜3GB 990円、〜10GB 2,090円)、ベストプランV(30GB 2,970円・5分通話込み)
- 回線: ソフトバンク回線のMNO
- 特徴:
- LINEの通信量消費がゼロ
- 小容量向けは通話定額なし(22円/30秒、5分定額オプションあり)
- 30GB向けは5分以内の通話が標準で無料
以前の記事では「3GB990円・20GB2,728円」という単純な2段階構成として紹介していましたが、この内容は廃止されています。LINEMO公式サイトによると、現在は通話条件が異なる2種類から選ぶ形です。容量重視で通話も使うなら30GB、通話は最低限でよければ小容量が目安になります。
現行の料金はLINEMO公式サイトで確認できます。
3位: ahamo

ドコモ回線を使うahamoが3位です。大容量を選べる点が引き続き強みになっています。
- 月額料金: 30GB 2,970円、110GB 4,950円(大盛りオプション込み)
- 回線: ドコモ回線のMNO
- 特徴:
- 5分以内の通話が無料
- 大盛りオプションで110GBまで拡張できる
- テザリングも容量内で利用できる
NTTドコモの公表情報によると、この料金体系は2026年7月時点でも変わっていません。動画視聴やテザリングを頻繁に使う場合は、110GBが一つの目安になります。
大容量オプションの詳細はNTTドコモ公式の料金プランページで確認できます。
サブ回線におすすめのTOP3格安SIM
メイン回線とは別に、予備として持っておきたいのがサブ回線です。災害時や通信障害の際に役立つほか、仕事用と私用の使い分けや、一時的に大量のデータ通信が必要な場面でも便利です。ここではサブ回線に向いている格安SIMを紹介します。
1位: povo2.0

特徴
- 基本料金0円のトッピング式
- 必要な時だけ容量を購入できる
- au回線のMNOで通信する
- 24時間使い放題のオプションがある
おすすめポイント:povo公式サイトによると、24時間使い放題のトッピングは330円です(2026年7月時点)。使わない月は基本料0円で維持でき、必要な時だけ追加できる柔軟さが魅力です。au回線なので、ドコモ系のメイン回線とは別経路を確保できます。povo2.0の公式ページへ
2位: 日本通信SIM

特徴
- 1GB月額290円という価格帯
- ドコモ回線利用でカバーエリアが広い
- 音声通話SIMも比較的安価
おすすめポイント:日本通信SIM公式サイトによると、料金プランは1GB290円から50GB2,178円まで用意されています(2026年7月時点)。低容量で維持費を抑えたいサブ回線用途に向いています。日本通信SIMの公式ページへ
3位: IIJmio

特徴
- 2GBから容量を選べるギガプラン
- ドコモ回線とau回線から選択できる
- 老舗MVNOとして実績がある
- 複数回線をまとめて契約できる
おすすめポイント:IIJmio公式サイトによると、ギガプランの5GB音声SIMは950円です(2026年7月時点、以前の990円から改定されています)。複数のサブ回線をまとめて管理したい人に向いています。IIJmioの公式ページへ
サブ回線を選ぶ際のポイント
- 低コスト維持: 使わない月でも維持費が安いこと
- 柔軟な契約: 必要な時だけ通信量を増やせること
- メイン回線と異なる回線: 障害時のバックアップとして有効なこと
- 音声通話の有無: 用途に応じて選択できること
サブ回線は、メイン回線の予備や特定の用途に使うものです。緊急連絡用なら音声通話付きのプラン、通信量のバックアップ用途なら専用SIMを選ぶといった具合です。
各サービスの詳細や最新のキャンペーン情報は、上記の公式ページのリンクから確認してください。
格安SIMを選ぶときのポイント
格安SIMを選ぶときは、以下のポイントを確認しましょう。
1. 月々の料金
まず気になるのは料金です。自分の使用量に合ったプランを選ぶと、無駄な出費を避けやすくなります。例えば次のような目安があります。
- 3GB以下: LINEMO(990円)が候補
- 20GB程度: イオンモバイル(1,958円)が最安値水準
- 使い放題: 楽天モバイル(3,278円)
ただし、料金だけで選ぶと後悔することもあります。次のポイントも確認しておきましょう。
2. 通信速度と安定性
通信速度は時間帯や地域、利用者数によって変動するため、特定の数値だけを鵜呑みにするのは避けたいところです。目安として押さえておきたいのが、回線を自社で保有する「MNO」と、大手の回線を借りて運営する「MVNO」の違いです。
今回紹介した楽天モバイル・LINEMO・ahamo・povo2.0はいずれもMNOで、回線設備を自社で持っています。一方、イオンモバイルやIIJmio、日本通信SIMは大手の回線を借りて運営するMVNOで、料金が安い代わりに昼休みや夕方など混雑する時間帯には速度が落ちやすい傾向があります。実際の速度は各社の速度測定ページや利用者の口コミも参考にしてください。
3. 対応エリア
都市部ではどの格安SIMでもほぼ問題ありませんが、地方では電波が届きにくいことがあります。自分がよく行く場所で使えるか、各社のエリアマップで確認しておきましょう。
4. 契約期間と解約金
かつての携帯電話会社のような2年縛りを心配する必要はありません。多くの格安SIMは契約期間の縛りがなく、解約金もかかりません。ただし細かい条件は各社で異なるため、契約前に確認しておくと安心です。
5. 自分の使い方から選ぶ判断軸
横並びの比較表だけでは、どれを選べばよいか迷うこともあります。ここでは使い方別の目安を整理しました。
- 通勤中に動画をよく見る、外でテザリングもする → ahamoの110GB、または楽天モバイルの使い放題
- 通話中心で外出先のデータ通信は少ない → LINEMOのベストプラン(990円〜)
- 月によって使う量の差が大きい → povo2.0のトッピング式
- 格安SIMを使うのがはじめてで、店舗のサポートも重視したい → イオンモバイル
- メイン回線とは別にもう1枚サブ回線を持ちたい → 日本通信SIMの1GB、またはIIJmioの5GB
これはあくまで一般的な傾向です。実際の使用量や通話の頻度に合わせて、最終的なプランは公式ページの料金シミュレーションなどで確認することをおすすめします。
よくある質問(FAQ)
格安SIMについて、よく寄せられる質問に答えます。
Q1. 格安SIMは安全に使えますか?
格安SIMは、大手キャリアの回線を自社で保有するか、借りて運営されています。通信の仕組みそのものは大手キャリアと同じです。ただし回線を借りているMVNOの場合、利用者が集中する時間帯に速度が落ちることがあります。
Q2. 今使っているスマホはそのまま使えますか?
多くの場合はそのまま使えますが、古い機種や一部のキャリア専用機種では利用できないことがあります。契約前に、申し込み予定のSIMの動作確認済み端末一覧を確認してください。
Q3. 電話番号は変えずに乗り換えられますか?
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きをすれば、今の電話番号のまま乗り換えられます。総務省によると2023年からワンストップ方式が導入されており、以前より手続きが簡略化されました。詳しい手順は総務省のMNP解説ページで確認できます。
Q4. LINEはそのまま使えますか?
基本的な利用に問題はありませんが、一部の格安SIMではLINEのID検索や年齢確認機能が使えない場合があります。LINEをよく使う人は、契約前に対応状況を確認しておくと安心です。
Q5. 記事内の料金は今後も変わりませんか?
料金やキャンペーンは、各社の判断で改定されることがあります。この記事の情報は2026年7月時点の公式サイト公表値です。契約前には必ず公式ページで最新情報を確認してください。
まとめ:自分の使い方に合った格安SIMを選ぶ
格安SIMは、使い方に合わせて選べば通信費を抑えやすくなります。目的別に整理すると、次のような選び方が考えられます。
- とにかく料金を抑えたい → 楽天モバイルの使い放題
- 通話中心でデータ使用量が少ない → LINEMO
- 大容量が必要 → ahamoの110GB
ただし、これは典型的な使い方をもとにした一般的な傾向です。実際の使用量や優先したい条件によって、最適な選択は変わります。料金や条件は各社の判断で変更されることがあるため、契約前には公式ページで最新情報を確認してください。
【おさらい】格安SIMおすすめ3選
- 楽天モバイル – 使い放題の料金が分かりやすい
- LINEMO – LINEユーザー向けで、通話の有無で選べる
- ahamo(NTTドコモ) – 大容量が必要な人向け
