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【2026年版】新NISAで積立投資を始める方法|初心者が最初にやるべき3ステップ

新NISAで積立投資を始めるなら、2026年の今がベストなタイミングだと断言できる

新NISAで積立投資を始めるなら、2026年の今がベストなタイミングだと断言できる
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「投資に興味はあるけど、何から手をつけていいか分からない」――こういう人、僕の周りにもめちゃくちゃ多い。会社の同僚からも「新NISAって結局やったほうがいいの?」と月に3回は聞かれる。

結論から言うと、新NISAは2024年にスタートした非課税投資制度で、年間360万円まで投資でき、利益に税金がかからない。旧NISAの年間120万円から3倍に拡大され、しかも非課税期間が無期限になった。金融庁の発表によると、2025年末時点でNISA口座数は約2,500万口座を突破している。

僕自身、2024年1月に新NISAで積立投資を始めて、2年間で約48万円を積み立てた。含み益は約6万2,000円(2026年3月末時点)。銀行預金に置いていたら利息は数百円程度だったはずだから、始めてよかったと心から思っている。

この記事では、投資経験ゼロの人でも迷わず新NISAで積立投資を始められるよう、具体的な手順を5つのステップで解説する。「難しそう」「損しそう」という不安を持っている人にこそ読んでほしい。

そもそも新NISAとは?旧NISAとの違いを30秒で理解する

そもそも新NISAとは?旧NISAとの違いを30秒で理解する
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新NISAの最大の特徴は、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つが併用できること。つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円、合計で年間360万円まで非課税で投資できる。

旧NISAでは「つみたてNISA(年40万円)」か「一般NISA(年120万円)」のどちらかしか選べなかった。さらに非課税期間は最長20年だったのが、新NISAでは無期限になった。生涯投資枠は1,800万円で、売却すれば翌年に枠が復活する仕組みだ。

分かりやすくまとめると:

  • 年間投資上限:360万円(つみたて枠120万円+成長投資枠240万円)
  • 生涯投資上限:1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
  • 非課税期間:無期限
  • 対象商品:つみたて枠は金融庁が認めた投資信託、成長投資枠は個別株も可
  • 口座開設:18歳以上、1人1口座

ちなみに、通常の投資では利益に約20%の税金がかかる。例えば10万円の利益が出たら約2万円が税金で持っていかれる。NISAならこれがゼロ。100万円の利益なら約20万円の節税になるわけだ。

ステップ1:証券口座を開設する|SBI証券と楽天証券の比較

最初にやることはNISA口座の開設。銀行でも作れるけど、ネット証券を強くおすすめする。理由は手数料の安さと商品の豊富さ。

SBI証券 vs 楽天証券:どちらを選ぶべきか

2026年時点で、NISA口座開設数のツートップはSBI証券楽天証券。どちらも投資信託の買付手数料は無料で、取扱商品数も200本以上。正直、どちらを選んでも大きな差はない。

  • SBI証券:三井住友カードで積立するとVポイントが貯まる(還元率0.5〜5.0%)。投信マイレージで保有残高に応じたポイントも。
  • 楽天証券:楽天カード積立で楽天ポイントが貯まる(還元率0.5〜1.0%)。楽天経済圏をよく使う人向き。

僕はSBI証券を使っている。三井住友カードゴールド(年会費5,500円、年100万円利用で翌年以降無料)で積立すると還元率1.0%。月3万円の積立なら年間3,600ポイント。小さいようで10年続ければ36,000ポイントだから、バカにならない。

口座開設の手順(SBI証券の場合)

  1. SBI証券の公式サイトにアクセス
  2. 「口座開設」ボタンをクリック
  3. メールアドレスを登録
  4. 個人情報を入力(氏名・住所・生年月日等)
  5. 「NISA口座を開設する」にチェックを入れる(ここを忘れないこと)
  6. 本人確認書類をアップロード(マイナンバーカードがあれば最短翌営業日に開設)

開設完了まで通常1〜2週間。税務署の審査が入るため少し時間がかかるが、申込み自体は10分程度で終わる。

ステップ2:積立する投資信託を選ぶ|初心者はこの1本でいい

口座ができたら、次は「何に投資するか」を決める。ここで迷う人が多いけど、初心者は「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の1本だけでOK

なぜオルカン1本でいいのか

この投資信託(通称「オルカン」)は、世界約50カ国・約3,000銘柄に分散投資してくれるファンド。信託報酬は年0.05775%と業界最安水準で、100万円を1年間預けても手数料はたった578円。

投資信託協会の統計によると、オルカンは2024年・2025年と2年連続で純資産流入額1位。みんなが選んでいるから正しいというわけではないけど、コスト・分散度・運用実績のバランスが最も優れている商品の1つであることは間違いない。

「米国株だけでいい」という人には「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もある。過去20年のリターンはS&P500のほうが高いけど、今後もそうとは限らない。世界全体に賭けるか、米国に集中するかは好みの問題。迷ったらオルカンにしておけば間違いない。

ステップ3:積立金額と頻度を設定する|月いくらから始めるべきか

結論:月1万円から始めれば十分。無理に大きな金額を設定して途中でやめるほうがもったいない。

僕の場合、最初は月2万円でスタートした。半年ほど続けて「これなら生活に影響ない」と確信できたので、月3万円に増額。今はボーナス月に追加で5万円入れている。

積立シミュレーション

金融庁の「資産運用シミュレーション」で計算すると、年利5%を想定した場合:

  • 月1万円×20年=積立総額240万円→運用結果 約411万円(+171万円)
  • 月3万円×20年=積立総額720万円→運用結果 約1,233万円(+513万円)
  • 月5万円×20年=積立総額1,200万円→運用結果 約2,055万円(+855万円)

年利5%は過去の全世界株式の平均リターン(約7〜8%)よりも控えめな数字。もちろん将来のリターンは保証されないが、長期・分散・積立という3原則を守れば、大きく損をする可能性は低い。

積立頻度は「毎月」で問題ない。「毎日」設定もできるが、長期投資において毎月と毎日でリターンに大きな差はないという検証結果が複数出ている。

関連記事として、投資と並行して家計管理を始めたい方は「家計簿が続かない理由と解決策【ズボラでも続く方法5選】」も参考にしてほしい。

ステップ4:ほったらかし運用のコツ|やってはいけない3つのこと

積立設定が終わったら、基本的には何もしなくていい。むしろ「何もしない」ことが最も重要な投資戦略だ。

やってはいけないこと①:毎日の値動きをチェックする

積立投資を始めると、最初は毎日のように含み益・含み損が気になる。僕も最初の1カ月は1日3回くらいアプリを開いていた。でもこれ、精神的に良くないし意味もない。月に1回、せいぜい週に1回確認すれば十分。

やってはいけないこと②:暴落時に売る

株価が下がると怖くなって売りたくなる。でも積立投資の最大のメリットは、下がった時こそ安く買える(ドルコスト平均法)こと。2020年のコロナショックで慌てて売った人は、その後の急回復を取り逃した。

やってはいけないこと③:流行りの商品に乗り換える

「AIファンドが今アツい」「インド株が伸びてる」といった情報に振り回されて商品を頻繁に変えるのはNG。コアの積立はオルカンかS&P500で淡々と続け、どうしても興味がある個別テーマは成長投資枠で少額だけ試すのが賢い。

iDeCoとの併用を考えている方は「【結論】iDeCoとNISAどっちが先?30代会社員が年5万円得した方法」をチェックしてみてほしい。

新NISAの始め方でよくある質問(FAQ)

Q. 新NISAは元本割れのリスクがありますか?

A. あります。投資信託は預金と違い元本保証ではない。ただし、金融庁の試算によると、国内外の株式・債券に20年間分散投資した場合、過去の実績では元本割れした例はゼロという結果が出ている(金融庁「NISAを知る」参照)。短期的には下がることもあるが、長期で見ればリスクは大きく低減される。

Q. 新NISAの口座は途中で証券会社を変更できますか?

A. 年に1回、変更可能。ただしその年にNISA口座で1円でも買付をしていると、翌年まで変更できない。変更したい場合は年初に手続きするのがベスト。

Q. 月1,000円からでも始められますか?

A. SBI証券・楽天証券ともに最低100円から積立設定が可能。ただし現実的には月1,000〜5,000円程度から始めて、慣れてきたら増額するのがおすすめ。月1,000円でも年間12,000円。20年で24万円の積立になり、年利5%なら約41万円になる試算だ。

Q. 特定口座とNISA口座は何が違いますか?

A. 一番の違いは税金。特定口座では利益に約20%課税されるが、NISA口座は非課税。例えば100万円の利益が出た場合、特定口座なら約20万円の税金がかかるが、NISAならゼロ。まずはNISA枠(年360万円)を使い切ることを優先しよう。

まとめ:新NISAは「始めること」が最大の投資戦略

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新NISAで積立投資を始める手順をおさらいすると:

  1. ネット証券(SBI証券or楽天証券)でNISA口座を開設する
  2. 投資信託を選ぶ(迷ったらオルカン1本)
  3. 月1万円から積立設定する
  4. あとはほったらかし(暴落時も売らない)

僕が2年間やってみた実感としては、「思ったより簡単だった」というのが正直なところ。口座開設が一番面倒だけど、それも10分で終わる。あとは毎月自動で引き落とされるから、本当に何もすることがない。

投資は早く始めるほど複利の効果が大きくなる。「もう少し勉強してから」と思う気持ちも分かるけど、月1,000円でもいいからまず始めてみることが、一番の勉強になると思う。


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すまきち
WRITER
すまきち
金融ニュースライター
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