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【結論】iDeCoとNISAどっちが先?30代会社員が年5万円得した方法

iDeCoとNISA、そもそも何が違うのか

Coins falling into a white piggy bank.
Photo by Sasun Bughdaryan on Unsplash

「老後のためにiDeCo」「投資デビューはNISA」——なんとなく聞いたことはあるけど、違いをちゃんと説明できる人は少ない。まず基本を整理しよう。

iDeCo(個人型確定拠出年金)は、自分で掛金を出して運用し、60歳以降に受け取る「私的年金」制度だ。最大のメリットは掛金の全額が所得控除になること。毎月2.3万円(会社員の上限)を拠出すれば、年末調整で所得税・住民税が数万円単位で戻ってくる。

新NISAは、投資で得た利益が非課税になる制度。2024年からの新制度では「つみたて投資枠」(年120万円)と「成長投資枠」(年240万円)の2階建てになった。iDeCoと違い、いつでも引き出せる。

両者の根本的な違いは、iDeCoが「節税しながら老後資金を作る仕組み」NISAが「利益非課税で自由に使える資産を作る仕組み」という点だ。

金融庁の新NISA制度の概要ページで最新の制度内容を確認できる。

💡 筆者の体験
筆者は2020年にNISA、2021年にiDeCoを始めた。最初は「両方やる意味あるの?」と半信半疑だったが、確定申告でiDeCoの節税効果を実感してからは「もっと早く始めればよかった」と本気で後悔した。

税制メリットを比較:どちらがおトクなのか?

Coins falling into a piggy bank on a black background.
Photo by Townsend Walton on Unsplash

ここが一番気になるところだろう。具体的な数字で比較する。

【iDeCoの税制メリット】

  • 掛金が全額所得控除(年間27.6万円なら、年収500万円の会社員で年間約5.5万円の節税)
  • 運用益が非課税
  • 受取時も退職所得控除・公的年金等控除が使える

【NISAの税制メリット】

  • 運用益が非課税(通常は約20%課税されるところがゼロ)
  • 非課税保有限度額は1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)
  • 売却すれば翌年に非課税枠が復活する

ポイントは、iDeCoは「入口(拠出時)」と「途中(運用時)」の2段階で節税でき、NISAは「途中(運用時)」のみ非課税という違い。所得税率が高い人ほどiDeCoの恩恵が大きくなる。

年収400万円の人と年収800万円の人では、iDeCoの節税額は年間で2万円以上変わってくる。

iDeCoの「60歳まで引き出せない」は本当にデメリットなのか?

pink pig coin bank on brown wooden table
Photo by Andre Taissin on Unsplash

iDeCoの最大の弱点として語られる「60歳まで原則引き出せない」ルール。これをデメリットと捉えるかどうかで、選ぶべき制度が変わる。

冷静に考えてみてほしい。老後資金を貯める目的なら、むしろ「引き出せない」ことが強制貯蓄として機能する。人間は自由に使えるお金があると使ってしまう生き物だ。

一方で、以下のような人にはiDeCoのロック期間がリスクになる。

  • 転職・独立の予定がある(収入が不安定になる可能性)
  • 住宅購入の頭金を貯めている最中
  • 生活防衛資金(生活費6ヶ月分)がまだ貯まっていない

つまり、ライフプランが比較的安定している人はiDeCo向き、流動性を重視したい人はNISA優先というのが現実的な判断基準になる。

💡 筆者の体験
筆者もiDeCoとNISAの両方をやっているが、正直に言うとiDeCoの「引き出せない」点は最初怖かった。でも3年経った今、勝手に引き出せないおかげで着実に老後資金が育っている。むしろNISAのほうが「ちょっと使いたい」という誘惑と戦うことになる。
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30代会社員ならどちらを優先すべき?具体的な配分モデル

A white piggy bank with drawn muscular arms.
Photo by Sasun Bughdaryan on Unsplash

「どっちも良いのはわかった。で、結局どうすればいいの?」という声に答えよう。

【パターンA:月3万円を投資に回せる場合】

  • iDeCo:1.2万円(企業年金なしの会社員上限は2.3万円だが、無理のない範囲で)
  • NISAつみたて投資枠:1.8万円

iDeCoで節税メリットを確保しつつ、NISAで流動性も維持するバランス型の配分だ。

【パターンB:月1万円しか回せない場合】

  • まずNISAつみたて投資枠に全額

iDeCoは手数料(口座管理料が年間2,000〜7,000円程度)がかかるため、少額だと手数料負けする可能性がある。月1万円以下ならNISA一本に集中したほうが効率的だ。

【パターンC:月5万円以上回せる場合】

  • iDeCo:上限額まで(2.3万円)
  • NISAつみたて投資枠:残りを全額

余裕がある人はiDeCoの節税メリットを最大化してからNISAに回すのが合理的だ。

iDeCo公式サイトのiDeCoをはじめようページで、自分の加入資格や上限額を確認できる。

始めるときに迷いがちな「商品選び」はどうすればいい?

A yellow piggy bank with three colorful sticky notes.
Photo by Sasun Bughdaryan on Unsplash

iDeCoもNISAも、制度を理解したはいいけど「何を買えばいいのかわからない」で止まる人が多い。

結論から言う。最初の1本は「全世界株式インデックスファンド」でいい。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」は、信託報酬が年0.05775%と激安で、世界中の約3,000銘柄に分散投資できる。iDeCoでもNISAでも選べる金融機関が多い。

「1本だけで大丈夫?」と不安に思うかもしれないが、全世界株式は先進国・新興国に幅広く分散されているので、これ1本で十分なポートフォリオになる。

注意点は金融機関選びだ。iDeCoは金融機関によって商品ラインナップと手数料が全然違う。ネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)なら口座管理手数料が最安水準で、商品も充実している。

金融庁のつみたて投資枠の対象商品一覧も参考になる。

💡 筆者の体験
筆者は最初、iDeCoで「バランス型ファンド」を選んでしまい、あとから全世界株式に切り替えた。スイッチングは手続きが面倒だったので、最初から全世界株式を選んでおけばよかったと思っている。NISAのほうはオルカン一本で運用中。シンプルが一番楽だ。
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まとめ:iDeCoとNISA、あなたに合った選び方

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  • 節税効果を重視するなら → iDeCo優先(年収が高いほど効果大)
  • いつでも引き出せる自由度が欲しいなら → NISA優先
  • 月3万円以上投資に回せるなら → 両方やるのがベスト
  • 商品選びで迷ったら → 全世界株式インデックスファンド1本でOK

今日からのアクション:まずは自分の勤務先にiDeCoの加入資格があるか確認しよう。それと並行して、NISAの口座をネット証券で開設する。口座開設には1〜2週間かかるから、「始めよう」と思った今日が一番早い。

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参考資料:金融庁 NISA特設ウェブサイトiDeCo公式サイト(国民年金基金連合会)

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すまきち
WRITER
すまきち
金融ニュースライター
このブログは、副収入の増やし方や、節税・節約、お金の上手な使い方、将来のための貯め方など、暮らしに役立つ情報をたくさん紹介しています。